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プログラム

第30回岡山河畔劇場2011 燐光群公演『たった一人の戦争』 作・演出:坂手洋二


「たった一人の戦争」東京公演(撮影:古元道広)

誰も立ち入ることのできないあの場所に、行ってみませんか。

燐光群・坂手洋二の最新作は、現在の日本にある「いずれ誰も立ち入ることのできなくなる場所」を舞台に、厳しい現実とファンタジーが往還する、まったく新しい形式を取ったドラマです。
坂手洋二はこの半年間、『推進派』(燐光群)、『帰還』(民藝)、『普天間』(青年劇場)と、「いま、ここにある現在」を、膨大な取材を経て、広範な視野と微細な検証で抉った三作を、続けて発表してきました。
続く新作『たった一人の戦争』は、前三作とはまったく違う、『屋根裏』『だるまさんがころんだ』にも繋がる方法で、「フィクションの力」によって、私たちの「現実」を解き放つ試みです。ときに激しく、ときにやさしく、シンプルな装いで、新たなたましいの物語をしなやかに紡ぎ出します。
そして、震災、原発事故という日本の現実に対して、「想像力の優位」を信じ、まっすぐに立ち向かいます。

今この世界で、信じられない危機を知りながら、他の誰も動き出さないとしたら。あなたしかそれをやろうとする人間がいないとしたら。
「いずれ誰も立ち入ることのできなくなる場所」と聞いた時、今、人々は何を、どの場所を、想像するでしょうか。
「いずれ誰も立ち入ることのできなくなる場所」が「もう誰も立ち入ることのできない場所」になるとき、人々はどのように感じ、どのように交流し、どのように生き、別れたか。
今の日本が「放射性廃棄物」をどう処理するかという大きなテーマに向き合う、野心的な最新作です。

■日時

2011年12月9日(金)19:00開演

■会場

岡山市立市民文化ホール
〒703-8293 岡山市中区小橋町1-1-30 
TEL 086-273-0395


■キャスト

中山マリ 円城寺あや 西山水木 小山萌子 洪明花 鴨川てんし 川中健次郎
猪熊恒和 大西孝洋 杉山英之 松岡洋子 樋尾麻衣子 安仁屋美峰 西川大輔
鈴木陽介 武山尚史 橋本浩明 桐畑理佳 横山展子 加藤道子 福田陽子 山崎蝶子

■スタッフ

作・演出=坂手洋二
照明=竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) 音響=島猛(ステージオフィス)
舞台監督=高橋淳一 美術=じょん万次郎 衣裳=宮本宣子 演出助手=城田美樹
文芸助手=清水弥生 久保志乃ぶ 宣伝意匠=高崎勝也
協力=浅井企画 プリエール エンパシィ ユニークポイント 宝井プロジェクト
制作=古元道広 近藤順子
Company Staff=根兵さやか 向井孝成 宮島千栄 田中結佳 内海常葉 秋葉ヨリエ


■料金

全席指定
前売3,300円 当日3,600円
高校生以下1,200円(前売・当日共 アートファームのみ取扱・受付で要学生証提示)
演出の都合上、長くはありませんが、お立ち見いただくことがございます。
上演途中で指定のお席にご案内します。
車いすをご利用の方は、前日までに燐光群(TEL 03-3426-6294)までご連絡ください。

■前売開始

2011年11月5日(土)


■主催

燐光群/(有)グッドフェローズ

■共催

NPO法人アートファーム

■後援

岡山県 岡山市 山陽新聞社 朝日新聞岡山総局 読売新聞岡山支局 毎日新聞岡山支局 RSK山陽放送 OHK岡山放送


■予約・問合せ

NPO法人アートファーム



<ツアー情報>

[東 京]11月18日(金)〜28日(月)座・高円寺 (秋の劇場17 日本劇作家協会プログラム)
[名古屋]11月30日(水)名古屋市芸術創造センター
[伊 丹]12月3日(金)〜6日(火)AI・HALL



■プロフィール

<坂手洋二について>
劇作家・演出家。燐光群主宰。
岡山県生まれ。岡山芳泉高等学校、慶應義塾大学国文科卒。『くじらの墓標』『天皇と接吻』『屋根裏』『だるまさんがころんだ』等、ほぼ全作品の作・演出を手がける。燐光群の作品を中心に、岸田國士戯曲賞、鶴屋南北戯曲賞、読売文学賞、紀伊國屋演劇賞、朝日舞台芸術賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞。2005 年岡山県文化特別顕賞。戯曲は海外で10以上の言語に翻訳され、出版・上演されている。昨年は『屋根裏』がフランスで、『たたかう女』が韓国で上演されており、今年は『ブラインド・タッチ』がロンドンでリーディング上演されている。また、劇団外に今年、民藝『帰還』、青年劇場『普天間』を書き下ろしている。
日本劇作家協会会長。日本演出者協会理事。国際演劇協会日本支部理事。最新刊『坂手洋二 II』(沖縄三部作 ハヤカワ演劇文庫)等、多くの戯曲集と評論集が出版されている。<まなびピア岡山2007>開・閉会式の総合プロデューサーを担当。昨年はおかやま国文祭で交響劇『神々の微笑』〜古代吉備王国の光〜でドラマトゥルクを担当している。

<燐光群について>
1983年創立。主宰である坂手洋二の作・演出作品を中心に、社会性・実験性の高さと、豊かな表現力を兼ね備えた、斬新で意欲的な新作公演を重ねている。国内での年3〜 5本の公演・ツアーの他、『神々の国の首都』『屋根裏』等で海外 12カ国 20 都市の公演を行う。'99 年『天皇と接吻』第 7回読売演劇大賞優秀作品賞、 '02 年『最後の一人までが全体である』第 10 回読売演劇大賞優秀作品賞、'04 年『だるまさんがころんだ』第 12 回読売演劇大賞選考委員特別賞。岡山での初めての公演は1987年『蝶たちの獄 '87 神軍の末裔』(岡山大学大学祭特別公演)。その後、岡山市では '92年に岸田國士戯曲賞受賞作『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』、'03 年に航空機事故の記録を「再現」した『CVR チャーリー・ビクター・ロミオ』、'05年『屋根裏』(読売文学賞・読売演劇大賞最優秀演出家賞受賞作)、'07 年『ワールド・トレード・センター』(中四国演劇フェスティバル in 岡山 特別招待参加)を上演。倉敷市では、数多くの海外公演を経た『神々の国の首都』、佐野史郎・石川真希らを迎えての『漱石とヘルン』、『最後の一人までが全体である』※いずれも主催=(財)倉敷市文化振興財団 を上演している。昨年は竹下景子らを迎えて『三分間の女の一生』を岡山市立市民文化ホールで上演。今回で10 度目の岡山公演となる。

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