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プログラム

市民とともに学び考える
文化芸術による創造都市セミナー
2015年度 [施設・環境編]

文化芸術による創造都市セミナー PDF

岡山市で新しい劇場整備の計画が進んでいます。老朽化した市民会館(北区丸の内・1,718席)と市民文化ホール(中区小橋町・802席)を統合して建て替えるという計画で、本年7月に岡山市から「新市民会館」の建設移転先が発表されました。
自明のことながら、公立の文化施設とりわけ劇場・ホールの整備には、これからの岡山市のまちづくり、文化芸術の振興、教育・福祉・観光・産業等への波及効果、地域間・多国間・多文化・世代間の交流促進など、さまざまな可能性が内包されています。
「新市民会館」が岡山市民にとってかけがえのない公共財として整備されるためにも、劇場・ホールについての基礎的な知識を学び、これからの劇場・ホールが果たすべき社会的な役割を知ることが肝要だと考えます。そこで、NPO法人アートファームでは、これまでの<劇場セミナー>シリーズの一環として、劇場文化の第一人者を講師に迎えて、『劇場とは何か、公共とは何か』をテーマにした全6回の連続セミナーを開催させていただきます。
岡山市の新しい市民会館づくりについて、まだ多くのことが決まらない、今だからこそ、市民とともに学び考える、絶好の時期だといえます。ぜひ、市内外を問わず多地域・多分野からのご参加をお待ちしています。

期間:2015年9月~12月
実施数:全6回(他に番外ゼミも予定)
会場:岡山市立旧内山下小学校・教室(9月~11月、岡山市北区丸の内1-2-12)
さんかく岡山・会議室(12月、岡山市北区表町3-14-1-201)
参加:1回単位または全6回通し、いずれも可能
参加費:1回単位2,000円、全6回通し10,000円(実施当日に申し受けます)

定員:各回30人程度(先着順)
募集:随時募集
募集締切:定員を目安に判断します。
応募方法:チラシ裏面の「参加申込書」またはアートファームHPの「応募フォーム」を参照ください。

主催:特定非営利活動法人アートファーム
後援:岡山市
助成:公益財団法人福武教育文化振興財団
公益財団法人みんなでつくる財団おかやま
岡山ESDプロジェクト参加事業

会場地図


第1回

内容:劇場とは何か――古今東西の歴史的変遷と現代における社会的役割
古代ギリシャから21世紀の現代にいたる劇場建築の歴史をひも解き、多様な形態と機能に込められた特性について解説する。また、日本全国に2千有余あるといわれる公立文化施設のなかで、劇場・ホールに託された公共財としての社会的な役割と使命を明らかにする。
講師:草加叔也(空間創造研究所代表)
日時:9月5日(土)14:00~17:00
会場:岡山市立旧内山下小学校・教室


第2回

内容:劇場はいかに誕生するか――劇場法などの法制度と多様な整備・運営方式
文化芸術振興基本法、指定管理者制度、劇場法など、劇場・ホールにまつわる法制度の成立と影響を解説する。また、自治体直営、公設民営、PFI、指定管理者などの整備・運営方式を知るとともに、芸術監督、プロデューサー、実演家、技術者など施設の専門特性を学ぶ。
講師:伊藤裕夫(日本文化政策学会会長)
日時:10月3日(土)14:00~17:00
会場:岡山市立旧内山下小学校・教室


第3回

内容:劇場は誰のものか――文化芸術の社会的役割と地域・市民に開かれた運営
今では文化芸術は劇場や美術館で鑑賞したり、趣味で楽しんだりするだけの存在ではない。教育や福祉、まちづくり、地域創生など、幅広い分野で文化芸術の持つ可能性に注目が集まり、各地の実践例で様々な成果が報告されている。そうした文化芸術の新たな社会的役割を視野に入れ、地域・市民に開かれた劇場の目指すべき方向、事業や運営のあるべき姿を考える。
講師:吉本光宏(ニッセイ基礎研究所研究理事)
日時:11月7日(土)14:00~17:00
会場:岡山市立旧内山下小学校・教室


第4回

内容:事例研究「地域劇場の挑戦」①
市民協働による誕生から地域拠点劇場へと進展する可児市文化創造センターの衛紀生館長兼劇場総監督を迎え、地域劇場における観客創造のマーケティングを解説してもらうとともに、自主文化事業における社会包摂事業やアウトリーチ事業の可能性について語る。
講師:衛 紀生(岐阜県可児市文化創造センター館長兼劇場総監督)
日時:12月5日(土)14:00~16:30
会場:さんかく岡山・会議室


第5回

内容:事例研究「地域劇場の挑戦」②
固有の地域資源を劇場・ホールの経営に生かしながら、先駆的な文化発信やまちづくりに取り組む富士見市民文化会館キラリ☆ふじみの松井憲太郎館長を迎え、手がけてきた舞台芸術と公立劇場の関係を通じて、地域劇場が果たすべき社会的使命と未来戦略について語る。
講師:松井憲太郎(埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ館長)
日時:12月19日(土)14:00~16:30
会場:さんかく岡山・会議室


第6回

内容:事例研究「地域劇場の挑戦」③
舞台芸術のための専用の劇場と稽古場を擁し、劇場専属の劇団を率いる静岡県舞台芸術センターの宮城聰芸術総監督を迎え、創造的な劇場の人材・組織・運営体制をもとに、国際演劇フェスティバルから中高生鑑賞事業まで、地域劇場のリーディングシアターについて語る。
講師:宮城 聰(静岡県舞台芸術センター芸術総監督)
日時:12月25日(金)18:30~21:00
会場:さんかく岡山・会議室


本セミナーは
2ヵ年計画で実施されます。


■2016年度[人材・事業編]

講師:演出家、振付家、音楽家、美術家、舞台芸術制作者
内容:劇場法や文化芸術振興基本法に基づいた、劇場・ホールの担い手づくりや担うべき事業内容について、体験型のシアターワークショップを実施します。


本セミナーで、学びたいこと、考えたいこと。

本セミナーで、学びたいこと、考えたいこと。

NPO法人アートファームの「劇場セミナー」一覧

1994年■講演とシンポジウム「ホールのあるまちづくり」(岡山市街いきいき活動支援事業)
講師:衛 紀生 パネリスト:地元の建築家、実演家、鑑賞団体員、行政官
1999年■連続シンポジウム「劇場―演劇が生まれる場をつくる」
(トヨタアートマネジメント講座)
講師:片山正夫、岡部修二、加藤種男、二村利之、大谷 燠、市村作知雄、長谷川孝治、
          岩崎正裕、小堀 純、草加叔也、熊倉純子、松尾綾子、大森誠一
2010年■連続講演「舞台芸術―地域との対話」
テーマ<地域と劇場>(文化庁芸術団体人材育成支援事業)
講師:松本雄吉、平田オリザ、草加叔也、中島諒人、高萩 宏

草加 叔也(くさか としや)
草加 叔也
1957年岡山県倉敷市生まれ。劇場・音楽堂を中心に基本構想や基本計画から施設整備、管理運営計画、改修計画などの策定に携わる。「可児市文化創造センター」「国立劇場おきなわ」「新潟市民芸術文化会館」「神奈川芸術劇場」「兵庫県立芸術文化センター」「ミューザ川崎シンフォニーホール」「サンポートホール高松」「東京芸術劇場(改修)」などの整備及び改修に関わる傍ら、ピーター・ブルック、ピナ・バウシュ、アリアーヌ・ムニューシュキン、ミヒャエル・タールハイマーなどの日本公演において技術監督などとしても活動。
1989年芸術家在外研修員(文化庁)として渡英。現在、空間創造研究所(劇場計画コンサルタント)代表。その他に東京芸術文化評議会・専門委員会委員及び伝統芸能部会長、オリンピック文化プログラム検討部会専門員(東京都)、(公社)全国公立文化施設協会アドバイザーなどを務める。

伊藤 裕夫(いとう やすお)
伊藤 裕夫
1948年大阪府出身。東京大学文学部卒業後、広告会社、シンクタンクを経て、2000〜2006年静岡文化芸術大学教授、2006〜2011年富山大学芸術文化学部教授。現在は、静岡文化芸術大学、立教大学、慶應義塾大学等の大学院で非常勤講師のほか、日本文化政策学会会長、公益財団法人静岡県文化財団・静岡県舞台芸術センター等の理事を勤める。専門は、文化政策、アートマネジメント。芸術と社会の出会いを芸術組織の運営や文化政策という観点から調査研究する同時に、その実現に向けた活動にも関わっている。近著に『アーツマネジメント概論(三訂版)』(共編著・水曜社、2009年)、『公共劇場の10年』(共編著・美学出版、2010年)、『芸術と環境』(共編著・論創社、2012年)など。

吉本 光宏(よしもと みつひろ)
吉本 光宏
1958年徳島県生。早稲田大学大学院修了(都市計画)後、社会工学研究所などを経て1989年からニッセイ基礎研に所属。東京オペラシティ、世田谷パブリックシアター、いわきアリオス等の文化施設開発、東京国際フォーラムや電通新社屋のアートワーク計画などのコンサルタントとして活躍する他、文化政策、創造都市等の調査研究に取り組む。現在、文化審議会文化政策部会委員、文化庁2020年に向けた文化イベント等の在り方検討会座長、東京芸術文化評議会評議員・文化プログラム検討部会長、横浜創造界隈形成推進委員会委員長、(公社)企業メセナ協議会理事、東京藝術大学非常勤講師。著作に「再考、文化政策(ニッセイ基礎研所報)」「アート戦略都市(監修、鹿島出版会)」等。

衛  紀生(えい きせい)
衛  紀生
1947年東京都生まれ。可児市文化創造センター館長兼劇場総監督(専務理事)、特定非営利活動法人舞台芸術環境フォーラム地域演劇マネジメントセンター代表理事、演劇評論家、劇場経営アドバイザー、文化経済学会理事。 早稲田大学中退後、虫プロダクション企画演出課に勤務。ほぼ同時に演劇批評家として70年初頭より雑誌「新劇」等に連載を始める。80年代後半からBSエンターテイメント・ニュースの演劇キャスターを務め,93年に地域演劇の振興と演劇環境の整備を目的に舞台芸術環境フォーラムを設立。現在、文化庁、財団法人地域創造、芸術文化振興基金、芸団協、芸術文化振興会議などの委員、日本照明家協会賞舞台部門、ニッセイバックステージ賞等の審査委員を務める。早稲田大学文学部講師、県立宮城大学事業構想学部・大学院研究科教授を経て、現職。

松井 憲太郎(まつい けんたろう)
松井 憲太郎
1956年東京都生まれ。プロデューサー、演劇評論家。富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ館長。
1980年に劇団黒テントに入団(96年に退団)。89年より世田谷パブリックシアターの計画作りに参画。97年の開場から08年まで、学芸課長やプログラム・ディレクターとして、公演の企画制作とともにワークショップやレクチャーなどの学芸事業を統括。アジアやヨーロッパの劇場や演劇人と数多くのコラボレーション作品を企画制作した。09年にアジア演劇創造研究センターを設立。国内外の教育演劇の研究と普及に取り組む。2010年4月より現職。現在、学習院大学大学院、慶応大学で非常勤講師。編著書に『公共劇場の10年』、共著に『芸術と環境―劇場制度・国際交流・文化政策』等がある。

宮城  聰(みやぎ さとし)
宮城  聰撮影:新良太
1959年東京都生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。
東京大学で演劇論を学び、1990年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開する。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘。「世界を見る窓」としての劇場づくりに力を注いでいる。2014年7月アヴィニョン演劇祭から招聘されブルボン石切場にて『マハーバーラタ』を上演し絶賛された。その他の代表作に『王女メデイア』『ペール・ギュント』など。2004年第3回朝日舞台芸術賞受賞。2005年第2回アサヒビール芸術賞受賞

◎お申し込み・お問い合わせ
地域とアートを耕すアートファーム
劇場セミナー事務局
〒700-0823 岡山市北区丸の内1-1-5 栗山ビル402
TEL=086-233-5175  FAX=086-294-3764
MOBILE=090-8714-6419(大森)
E-mail=info@artfarm.or.jp
URL=http://www.artfarm.or.jp

◎お申し込み方法
1)併載しています本セミナーの応募フォームよりお申し込みください。
2)本セミナーのチラシ裏面にあります「参加申込書」にご記入のうえ、郵送またはFAX(086-294-3764)にて劇場セミナー事務局までお送りください。

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